ジーンズがより格好良く見える、裾の長さを知ろう!
お気に入りのジーンズが見つかり、次に頭を悩ませるのは裾上げではないでしょうか。
人の足の長さは千差万別。既成のジーンズの裾の長さが、丁度良いという人は多くはありません。
そこで、今回はジーンズを格好良くはくための、裾の長さを考えていきます。
目次
1、裾の長さの基本を押さえる。
2、ロールアップをする?しない?最初の決断。
3、足元は何?靴の種類で変わる、裾の長さ。
4、意外と重要!ジーンズの裾幅を知ろう。
1、裾の長さの基本を押さえる。
ズボンの裾の長さには基本の種類があります。まずは基本を押さえることで、自分好みの長さを見つける目安となりますので、知っておくと便利です。
基本の裾の長さの種類はこの3種類。
ズボンの裾が足の甲に乗り、たわみができることを「クッション」と呼び、この加減が重要です。
○ワンクッション
ズボンの裾が足の甲にしっかり当たり、たわみができる程度の長さ
○ハーフクッション
ズボンの裾が足の甲に軽く当たるか当たらないか程度の長さ
○ノークッション
ズボンの裾が足の甲に当たらない長さ
ジーンズの場合、ワンクッション(ズボンの裾が足の甲にしっかり当たり、たわみができる程度の長さ)がある方が、応用が効ききやすいです。
2、ロールアップをする?しない?最初の決断。
ジーンズの裾上げをする時に、決めないといけない事。それはロールアップをするか、しないかということです。
ロールアップとは、ジーンズに限らずズボンの裾を折り返すことを指します。
元々は、丈が長いパンツを裾が擦らないように折っていたと推測されますが、1950年代頃からファッションの要素としても取り入れられるようになりました。
しかし、時代によっては裾の長さが合っていないズボンをはいているとして、「格好悪いこと」と捉えられることもありました。
現代では、ロールアップはファッション要素して一般的に認知されるようになりました。
このロールアップを取り入れるか、取り入れないかでジーンズの裾上げは大きく変わります。
ロールアップすると言う方は、どれぐらいの長さで折り返すのか、何回折り返すのか、どの位置までロールアップするのかでジーンズの丈を決めていきます。
オススメのロールアップの幅は約5cm。太過ぎず、細すぎずという印象を与えられますので、どのようなスタイルでも対応できる幅と言えます。
ロールアップをしてジーンズをはきたいという方は、目安を5cmと覚えておくと迷った時に役立ちます。
3、足元は何?靴の種類で変わる、裾の長さ。
続いて、重要なのは靴の種類です。
スニーカー、ブーツ、ドレスシューズ、サンダルなど、ジーンズと合わせる足元で、丈の長さも変ります。
メインでどんな靴をはく事が多いかを考えて裾の長さを決めていくことも大切です。
スニーカーの場合はワンクッションが基本。ソールが薄いスニーカーと合わせる時は、ハーフクッションでも可。この時に、スニーカーのボリューム感も考慮しておきましょう。
ハイカットやハイテクスニーカーなど、ボリュームがあるもので合わせると、ローカットスニーカーと合わせたときに、裾が余るなんてことも起こります。
ブーツはヒールの高いものも多いので、裾は長めに残すのがオススメ。ハーフクッションだと、素足の時は良いですが、ブーツをはくと短く見えてしまいます。
ドレスシューズや、ローファー、サンダルなどは、近年、短めの丈で合わせる上級者も増えております。ジーンズの丈を短めにして、靴の存在感を際立たせるのも1つの方法です。
この場合は、思い切って「くるぶし」が見えるぐらい短くしてみましょう。
いきなり、短くするの抵抗がある方は、ハーフクッションからロールアップをして、くるぶしを見せるのも方法です。
4、意外と重要!ジーンズの裾幅を知ろう。
裾の長さを決める時に、もう1つ重要になってくる要素が裾幅です。
現在、ジーンズのシルエットは多様化され、様々な形のものがあります。
裾の幅によって、先に説明した「クッション」の出来具合も大きく変わります。
裾の幅はズボンのシルエットやサイズによって変化しますが、大きく分けるとこの3つになります。
○ストレート
膝から下が細くも太くなっておらず真っ直ぐストレートに裾まで落ちている形のズボンの事。
裾幅は20cm前後となり、一番スタンダードな裾幅です。
○ワイド
ここではワタリや裾幅の広いパンツを総称して、ワイドと言わせて頂きます。
裾幅は22cm以上。この辺りから、靴が隠れるくらいの裾幅になります。
○スリム(スキニー)
脚のラインにぴったりとフィットして余分な緩みのない形のズボンを指します。近年、流行したスキニータイプはスリムよりもさらに細いシルエットになりますが、ここでは同じ部類に当てはめます。
裾幅は17cm以下。
ストレートの20cm前後の裾幅だと、程よい広さのため、しっかりと足の甲に裾が当たります。ワンクッションできる裾の長さがはき易く、一般的です。
ワイドの22cm以上の裾幅になると、靴がすっぽり入ってしまいクッションになりません。
この裾幅は上級者向けとなります。ハーフクッションやノークッションでは、裾が広がり、裾上げを失敗したイメージを与える長さになりかねません。
裾幅が広いパンツは思い切って、長めに裾上げをして、大きく2回程ロールアップする事をオススメします。
スリムやスキニーは裾幅が極端に狭く、丈を長くしてしまうと足下にたまってしまいます。
ノークッションのように短めにすることで、裾周りがスッキリして、細身のシルエットをより奇麗にみせる事ができます。
裾幅によって裾の長さを調整する事は、ジーンズのシルエットを奇麗に見せ、足下まで気を使っている印象を与えるので、意外に重要なのです。
まとめ
ジーンズに限らず、裾の長さをしっかりと合わせることは、見る人に良い印象を与える重要な要素です。まずは、自分のベースとなる裾の長さをしっかりと把握し、それを元に、シルエットや流行に合わせてアレンジをしていきましょう。